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2010年03月05日
IT業界の価格はなぜわかりにくいのか
形の見えない商品は、それを購入する側にとっては、価格の基準がわかりにくい。
売る側は、それをわかりやすくする不断の努力が必要ですが、開発やコンサルなどの商品は、下手にわかりやすくすれば胡散臭さが出てきたりして、そうもバランスが難しかったりします。
弊社が仕事でお付き合いさせていただいている、イー三六五さんが運営するQ&Aサイトに、こんな質問がありました。
「どんなんや、それ」と思われる開きかもしれませんが、私が見れば、別に違和感はありません。文章で内容を定義するだけだと、それくらいの開きは普通に出てくるでしょう。実際に会って説明しても同じかもしれません。
まず、開発側の姿勢というか、考え方のようなものがそこにはまったく反映されていない。たとえば、個人レベルの会社だと、ドキュメントを残す習慣のないところもあったりしますが、それは成果物に対する見積もり金額だけでは計れない。
会社の規模でいえば、たとえば個人事業者の場合、極端な話、自分が食べていける分のお金が入ってくることが基準になったりする。受託開発が減っている昨今、そのような人が多くても不思議ではありません。
たまたま過去に作ったものを応用できる、あるいはそのまま使えるシステムであるとか。そのような場合、他社との競争に勝つために、あり得ない値段で出してくることもありますし、「その先」を見越した戦略的な見積もり(多くの場合、見込み違いに終わりますが)である可能性もあります。
上記ページの回答例にある、3万円から1,000万円というあり得ない開きは、このような理由ではないかと推測します。
「人月」という、何十年も前から習慣的に使われている価格算出方法から、業界全体が脱却できていない(あるいは、思考停止している)のも、価格差の大きな原因かもしれません。だいたい、機械でやる仕事でもないのに、異なる人間同士を一律で「一ヶ月100万円」などと定義することが、いかにナンセンスなことか。
人間である以上、生産性は10倍もの差があっても不思議ではない。つまり、一ヶ月で出来る仕事の量は、人によって大差があります。
また、同じ処理をするシステムでも、優秀な人と初心者レベルの人とでは、処理の速さや安定度、拡張性(言葉での定義が難しいですが)がまったく違ったりする。
そのような理由から、見積もりを出す会社によって大きな価格差が生じてしまうのですが、そもそもお客様はシステムを求めているのではなく、成果を求めています。
弊社は、システム開発の会社ではありませんが、「お客様は成果を求めている」ということを大前提に、自社の商品を、もっとわかりやすい価格体系にしていこうと、挑戦しています。
投稿者 tomo-m : 2010年03月05日 05:16
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大阪府出身。地方紙記者、広告代理店勤務、米国留学を経て、2000年2月に




