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2009年12月19日

芸術鑑賞

真の実力を持つボクサーの試合は、いつも美しい。タレント同士の視聴率ファイト(内藤選手のボクシングへの取り組みは好きですが)とは違って、良質の芸術を見た気分になる。

長谷川穂積の試合を見ると、「サイエンスであり、アートである」という、ボクシングの本質を思い出させてくれる。 

 

昨晩の10度目の防衛戦。序盤は、いつもより動きが固く、調子が悪いのかと思わせた。加えて挑戦者もいい選手で、リーチが長く、スピードもそこそこあり、パンチが強い。おまけに、地味に防御勘もよく、何よりタイミングが独特でやりづらい。

これは手こずるかもと思っていたが、3ラウンドの中盤から、特に左パンチのタイミングを掴んできて、単発ではなくコンビネーションで相手を捉えるようになってきたので、少し安心。その矢先の4ラウンド。あの距離であのパンチを打ち抜かれたら、倒れる以外に選択肢がないだろうというような、見事な左でKO。

しかし、あのパンチを打てる選手が、果たして世界にどれだけいるだろうか。 

 

どの分野でも、一流は見るものを酔わせる。悪い後味だけを残す選手とは、雲泥の差がある。

 

投稿者 tomo-m : 2009年12月19日 07:33

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